トムプロジェクト

2020/09/23
【第1389回】

4連休後の仕事始め、東京は台風の影響のためか、どんよりと曇り涼しい一日になりそうです。映画「パヴァロッティ 太陽のテノール」を観てきました。神の声を持つと言われたイタリアのオペラ歌手ルチアーノ・パバロッティの生涯を、名匠ロン・ハワードが追ったドキュメンタリー。いやはや人間の声がどんな楽器より素晴らしいものであるかと言うことを再認識させられた映画でした。数々の名曲を、あの声で歌われると、そりゃどんな女性もいちころですな...愛人問題もイタリア人らしく隠すことなく、より高みを目指すためのステップにしていました。勿論ファンの女性は怒っていましたが...彼の歌には一貫して愛があるのがよく分かります。理不尽な社会に対しても全身全霊で立ち向かいチャリティコンサートも数多くこなしてきました。とにかく聞き惚れてしまいます。そしてステージでの彼の表情には、慈愛に満ちたオーラに包まれています。ドミンゴ、カレーラスというスペインの歌手と共に世界三大テノール歌手と称されてますが、おいらはパヴァロッティが好きです。なんと言っても人間そのものの匂いがプンプンしてきます。家に帰り早速、30年前の1990年7月7日、イタリア、ローマでのサッカー・ワールドカップ決勝前夜祭で、当代最高の3人のテノール歌手(ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティ)が、ズービン・メータ指揮する200人を超える演奏者たちとともにローマのカラカラ浴場で世界で初めて競演したCDを聴きました。このCDは何度聴いても惚れ惚れいたします。

「百枚めの写真」四国公演、香川、徳島で4ステージを無事終えることが出来ました。今日から愛媛、高知での残り4ステージが始まります。なんとか最後まで無事公演が出来ることを願うばかりです。

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どんぐりころころ

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