トムプロジェクト

2021/08/20
【第1518回】

新宿の街でロマンスグレーの60代半ばの紳士が花を抱えて歩いていました。様になっているというか、なかなか日本社会では見かけない風景です。誰のために買ったのか?それとも自分の部屋に飾るため?どちらにしても花を愛でるその心意気、いや男気、艶っぽさについつい見とれてしまいました。そういえばおいらが昔住んでたスペインでは、普段は朝からワインを飲みだらしない男が、なぜか花を手にすると背筋が伸び、きりりとした伊達男に変貌する姿をよく見かけました...おいらも花を手にする姿がとっても似合う紳士になりたいと改めて思った次第です。

今や、男のくせに女のくせにの言葉は死語です。男女を問わず、誰しもが認める心身含めてエレガントな姿、生き方を目指したいものです。どんな人生を生きてきたかは、その言葉遣い、仕草、表情にすべて表れてくるので恐ろしゅうございます。まさしくその人の姿、形は履歴書でございます。履歴書を背負って街中を歩いてると思ってくださいな...

まだまだ収束しそうもないコロナ、この週末も己の身は己で守るしかない現実をしかと自覚して過ごすしかないですね。

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野に咲くゼフィランサス

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