トムプロジェクト

2021/12/02
【第1558回】

昨日、劇団桟敷童子「飛ぶ太陽」すみだパークシアター倉で観劇してきました。先月の半ばまで上演していたトムの「にんげん日記」が終わったと思ったら自分の劇団の公演。東憲司さん獅子奮迅の活躍ぶりはいいのだが身体を心配しちゃいます。とても50歳を超えたとは思えない永遠の東少年、この少年が思い描いた世界が1999年から22年間創作されてきました。おいらも同じ福岡県人として共感するもの多々ありトムの公演も9本、作・演出を依頼しました。この劇団の公演を観るたびに演劇の原点を忘れるな!と舞台上から熱いメッセージが伝わってきます。今回も終戦から三カ月、福岡で起きた爆発事故を題材にした人間ドラマ、劇団員全員で創り上げた装置、衣装と共に歴史の闇の葬られた民衆の声が役者の身体を通してびんびん伝わってきます。

その熱も冷めやらぬうちにと、ついにスカイツリーに行ってきました。稽古場も錦糸町にあるのでスカイツリーはいつも目の前に存在しているのだが一度も行ったことがありませんでした。これじゃツリーちゃんにも申し訳ないと思い訪ねてまいりました。いやいや、一大観光スポットでございます。2012年2月に完成した634m世界一のタワーに相応しい建物でございました。この日は雨上がりで視界もよく富士山近くに落ちる太陽の一部始終を堪能させていただきました。つい先ほどまで観ていた芝居も太陽、なんだか二度太陽を拝見した一日となりました。

中村吉右衛門さんが亡くなりました。吉右衛門さんとは人気番組「鬼平犯科帳」1993年2月24日放送. 第4シリーズ第10話「密偵」(いぬ)で共演しました。監督をしていた貞永方久さんに呼ばれ京都太秦で貴重な時間を過ごしました。ラストは吉右衛門さんとおいら(縄抜けの源七)とでの一騎打ち、吉右衛門さんに見事に切られ撮影終了。終了後、吉右衛門さんから「お疲れ様」と声を掛けられ手を差し伸べてくれました。どんな人にも普通に接する姿が印象に残っています。

合掌

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スカイツリー初見参

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