トムプロジェクト

2018/09/28
【第1142回】

「男の純情」の稽古が始まりました...稽古初日顔合わせの後、早速初めての本読みをしました。おいら最初から最後まで笑いの連続でした。水谷龍二さんが書いたこの台本はシュチュエーションコメディの傑作のひとつだと思ってます。最初に上演したのが、2002年「乙女の祈り」出演者は、片桐はいり、光浦靖子、山田花子。この組み合わせ観ただけでおもろいなと思いますでしょう。いやはや、抱腹絶倒劇で皆さんお腹抱えて観てましたな。次は2014年「淑女のロマンス」前田美波里、柴田理恵、キムラ緑子という人気、実力とも申し分のない熟女が素敵な芝居を創ってくれました。勿論、笑い満載でありながら熟女の魅力を客席に十分に伝えてました...そして今回、出自の異なる異色キャストが勢揃いしました。シュチュエーションコメディの成否は、やはり出演者の微妙な掛け合いにかかってますね。お互いの腹の探り合いの様が、観客の想像力を掻き立て、その波動が役者に伝わりより演技に拍車がかかるって訳ですね。舞台と観客が織りなす場内のうねりの様をびんびん感じることが出来ればプロデューサー冥利に尽きますがな。

稽古初日という言うことで、稽古場の近くにある韓国料理「ハンラサン」で一杯やりました。

オモニの手作り料理がとっても美味しいお店です。マッコリ飲みながらの談笑が、これまた芝居を観てるようでした...役者という生き物、どんなシュチュエーションであろうとも駆け引きが始まってるんですね。今から本番が楽しみな芝居です。

1142.jpg

昨晩の月

<<次の記事 前の記事>>