トムプロジェクト

2019/12/05
【第1285回】

中村哲さんが亡くなりました...おいらは中村さんの活動に賛同し十数年ペシャワールの会の会員でもありました。アフガニスタンで医師として、又、干ばつに苦しむ住民のために潅漑を造り、自らショベルカーを運転し現地の人たちとアフガニスタンの人たちと国づくりに奮闘した日本が誇る人物の一人です。世界の警察官?を自負するアメリカから医薬品の提供があっても、政治的に中立でありたいという立場から断った方です。ペシャワール会から送られてくる会報にも哲さんが元気に地元の人たちと汗を流している写真を見るたびに、おいらも世の中人のために汗を流さねばと背中を押されたことも度々でした。

こんな人がノーベル平和賞を受賞すべきだし、彼こそが桜を見る会に呼ばれるべき...いや呼ばれても哲さんは行かないと思いますが。こんな時こそ、この腐りきった政府が己の負の部分も含めて何らかの発言でもすればいいものの何も喋りません。

哲さんの出身校である福岡高校でも今朝全校で黙祷がありました。在校生が一様に、哲さんの生き方に深い感銘を覚えた談話が報じられていました。こんな若者が哲さんの志を引き継ぎ少しでも日本、世界のために何かをしてくれれば、きっと哲さんも喜んでくれるでしょう。荒れ果てた大地と疲れ果てた人たちを前にして、緑豊かな大地、そしてアフガニスタン人の笑顔を夢見て、朝早くから夜遅くまで走り回った哲さんこそ夢とロマンと冒険心に満ち溢れたほんまもんの九州男児であったばい!

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まっきっき

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