トムプロジェクト

2019/11/28
【第1283回】

秋の余韻を楽しみたいのだが、ここ数年、春と秋という一年で一番気持ちがよい季節が消えつつあります。数十年後には、暑いか寒いかのなんとも味気ないシーズンになってしまいますね。そして、予想を超える災害が世界を襲い人類はあたふたとするのみなんてことになっちゃいそう...それを少しでも防ごうと、環境問題に取り組んでいる人たちが日本にも居ることが少しは救いです。新宿の街にも毎週月曜日の朝、会社あげての街の清掃に励んでいる集団を見るにつけ頭が下がる思いです。道路に捨てられたたばこの吸い殻を、草の根をかきわけながら拾う若者の姿に希望を感じます。最初はたぶん社長の指示で仕方なくやっていたのが、次第に喜びを感じながらの姿勢においらも嬉しくなってしまいます。思わず「ごくろうさん!」と声をかけると何とも言えない笑顔で頭を下げていました。

今の若者は?なんて批判するオッサンがたくさんいるのだが、そんな世の中にしたのもこのオッサンたちです。団塊の世代、確かに面白い時代であったのだが、青春が瞬く間に去っていった瞬間に、現実社会に飲み込まれお金の亡者になった多くの人達。その代償として学歴、利益優先、排除などなど格差社会を増長していくシステムを生み出していった結果、その綻びが随所に露呈していった事実。オッサンたち、その反省を踏まえ残り少ない人生、若者たちに人生で一番大切なものは何かを教えてあげねばなりません...人それぞれ、できることからやりましょう!おいらは、とりあえず芝居を通じて、平和・家族・環境という三本柱を軸に据え創作していくことで、なんとか少しでも喜びを持てる社会にならんかと精を出してやっとります。しかも、教条的にならずエンタメ要素もプラスしておもろい芝居にしてまっせ!

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燃えてます!

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