トムプロジェクト

2020/08/03
【第1370回】

新宿のランチの大お勧めの「新宿割烹 中嶋」。以前は20分、30分待ちは当たり前だったのですが、外国観光客が来れなくなったのとコロナの影響で今はスイスイと入れます。ここでも何度も書きましたが¥880で新鮮な鰯料理が食べれるなんて本当に素晴らしい。刺身、フライ、煮付け、柳川鍋(¥990)どれを食べても美味なんですが、おいらはいつも刺身。丁寧に胡麻、ネギとまぶされている活きの良い鰯を生姜醤油につけ、ピカピカの白米と絶妙に絡み合い、口にした途端、ああ今日も生きてて良かったと感じる瞬間でございます。ご飯は一膳ではもったいない。勿論、ご飯もおかわり(一杯は無料)しちゃいます。一緒に附いてくるお新香がまた旨いんですわ、もちろん味噌汁も。白木のカウンターで板前さんが捌く腕前を見ながらの食事も、なかなか乙なもんでございます。先輩の板さんが、後輩に向かって発する元気な声も、嫌みではなく食に対する厳しさと礼儀を表していて、これまた気持ちがいい。こんな風景が、日毎に無くなりつつある昨今、新宿の片隅で良心的に営業してる姿に拍手を送りたい。最低でも週に一度は食べたいと思わせてくれる貴重な店でございます。

店を出ますと、目の前には最近コロナクラスターで有名になった劇場「新宿シアターモリエール」があります。入り口は固くシャッターで閉められたままです。表現者は劇場がなければ成り立ちません。コロナが終息した後には又、以前のように新宿文化の旗振りをしてくださいね!

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今日も健在

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