トムプロジェクト

2021/09/03
【第1524回】

昨日、府中の森芸術劇場にて風間杜夫ひとり芝居「帰ってきたカラオケマン」スタートしました。雨の中、沢山のお客様に来て頂きました。観客を前にしての初めての芝居はどんなベテラン俳優でも緊張するものでございます。この日も出番の前、袖で手の中に指で人という文字を書き込み口に当てぐっと飲み込んで舞台に上がったことでしょう...舞台に上がれば千両役者、お客の反応を素早くものにし、あっという間の一時間半でした。最初と最後にお客さんからの掛け声もあり見事な初日でございました。

そして久しぶりの府中、大きな街に変貌してました。わざわざ新宿まで行かなくても、普段の生活には十分過ぎる賑やかな店舗の数々、改めて東京という都市の大きさを感じた次第です。府中の発展には府中競馬場が大いに貢献していることは間違いないと思います。財政が苦しい地域がカジノを誘致するのもよく分かります。おいらも若い頃、府中競馬場でバイトをした経験があります。当時のレースの判定はビデオではなく写真で行なっていて、コーナーの四隅の高台に建てられたところで撮った写真を手渡しで回収車に渡す仕事です。春うららの陽気についついグースカピーの鼻提灯で寝てしまい写真を渡し損ねクビになった苦い思い出があります。暇な時間には馬券も買って適当に遊んでました。それにしても馬場を疾走する名馬を眺めながら、人生も勝負する時にはしなきゃいけないのかなとふと思っちゃいました...

明日からは「帰ってきたカラオケマン」東京芸術劇場でスタートします。まだまだ油断できないコロナ、12日の千秋楽まで無事に終えることを祈念!

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府中の森芸術劇場の近くにて

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