トムプロジェクト

2022/03/02
【第1588回】

「芸人と兵隊」昨日、松戸演劇鑑賞会で無事千秋楽を迎えることが出来ました。昨年12月中旬に稽古を開始した時点は東京も一日25人程度のコロナ感染者だったのが、年が明けるとまたたくまに1万、2万と増えだし今回の公演も難しいのではと思っていました。がしかし、スタッフ、キャストの皆さんの並々ならぬ努力により昨日までの20ステージを完走しました。昨日、開演前と終演後に役者さんの楽屋に行きましたが皆、感無量、よくぞやりきれた奇跡だ!と口をそろえて言ってました。勿論、スタッフの皆さんの日々の暮らし方も大変だったと思います。こんな時こそ、何とか演劇の側から未来につながるヒントを発信したいという思いが一つになった結果だと思っています。一昨年の9月から今日まで10本の作品をコロナ禍のなかで無事上演できたことにおいら自身も驚いている次第です。芝居を待つお客様があっての演劇です。全国の演劇鑑賞会の皆さん、そして東京はじめ地方のホールに足を運んでいただいている皆さん、本当に感謝です!まして、こんな時期に周囲の反対を押し切って来ていただいているのですから普通の三倍四倍の感謝印です。

昨日もラスト近く、桂銀作役の村井國夫さんが一段と声を張り上げ「戦争なんぞする国のお偉方は馬鹿揃いだ...」この時期にこのセリフ、平和を願う人達の思いが込められていました。

無益な戦争で死んでいく人たちが出ないように...世界の知恵者が何とかウクライナ停戦に持ち込むようにアクションを起こすことを願う...

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平和な時を告げる

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