トムプロジェクト

2022/03/25
【第1597回】

このご時世、若き女性のパワーは目を見張る勢いだ...演劇の世界も然り、男性の力を借りず女性だけの劇団があちらこちらで誕生している。昨日も演劇科という学部がない東京芸術大学の卒業生だけで結成された「理性的な変人たち」という集団の芝居を観てきました。既成の演劇という枠に収まることなく幅広いジャンルで活動している表現者が楽しく躍動感あふれる舞台を創っていました。今回のテーマは性暴力、今までは人前で言えず声を出すことをはばかれていた幼少時の性の屈辱的な事件を家族にからめてのストーリー。この集団のネーミングにふさわしく感情に溺れることなく理性的に展開してた気がします。

何事も諦めずに継続していくことが一番です。経済的にも大変でしょうが若さと表現に対する飽くなき情熱があれば怖いものなんかございませんことよ。いまだ人が観たことがない表現が一つでもあればやる意味があるってもんでございます。今回はコロナで二度中止になりやっと実現できた第二回目の公演。今日あらためて感じたことは女性のデリケートな諸問題、やはり女性だけで演じると実に説得力がございます。

性暴力といえばあの文春砲であげられた脇役男優、これが真実であれば「ぶらり途中下車の旅」でちょい不気味だがいい味だしていたのにOUTだね。出会ったお店の人もがっかりだし、なによりも苦労してなんとか役者として認められ始められたのに...人間ちょいとした気の緩みから又一から出直し。それにしてもおいらが一番嫌いなこと、立場を利用して弱い立場の人を私利私欲に走り傷つける行為。これやっちゃたら人間おしまいですばい!

プーチン、もはや遅いけど目を覚ませ!

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少しづつ...

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