トムプロジェクト

2022/05/23
【第1619回】

我が心のライオンズ、なかなか思うようには吠えていませんな...故障者が続出していることもありますが、なにせ選手層がたまらなく薄い感じがします。他球団であれば当然2軍であろう選手が選抜メンバーに入ってるのですから試合前から白旗掲げてるようなもんでございます。投手陣は今までのライオンズと思えないほどの健闘振りなんだが、打撃陣の貧打振りには困ったちゃんです。ほとんどの選手が打率2割前後、なのにぶんぶん振り回すばかり、少しは頭を使うなり、必死こいて粘らんとどうしようもないぜよ。そんな中、素晴らしい選手が現れました。身長164cm体重65㎏はプロ野球の世界では一番の小柄、今年育成として入ったのに5月に支配下登録となり、いきなり先発メンバーとなった途端に大活躍。今年の春までまだ高校生だった18歳の滝澤夏央選手のお陰でなんとか試合を楽しめているってのが本音かな。あどけない顔して剛球をしっかりと捉え50メートル5秒8の俊足で塁を駆け巡る姿はわくわくいたします。守備のセンスもなかなかのもの、今のライオンズの攻撃陣での楽しみは、この滝澤選手と山川選手のホームランしかないんだから悲しすぎます。しかもこの滝澤選手の年棒280万というんだから何年もやって一向に1軍に定着できない先輩選手は情けないったらありゃしない。ベンチでへらへらせんとなんとかせんかい!と喝を入れたい気分でございます。

明日からセリーグとの交流戦が始まります。「グラウンドにはゼニが落ちている」20年以上南海ホークス(現ソフトバンクホークス)の監督を務めた鶴岡一人の台詞である。プロ野球選手はグラウンドで活躍してこそお金が稼げるものだ。短い野球人生、遊んでる暇ありゃしませんぜ...

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戻って来た青空、今日の新宿

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