トムプロジェクト

2022/05/13
【第1615回】

梅雨の気配を感じる金曜日...最近CD「Moment」をよく聴いています♪『雨と休日』という独自のセンスで選んだCDを販売しているショップで最初に購入したのがこのアルバムです。帯に"近くにあっても気づかないことがある。遠くにあって身近に感じられることがある。音楽が鳴り出すとそこには今まで触れたことのない独特の世界が広がっていた。"

まさしくこのアルバムの本質を捉えているコピーである。美しく透明感のあるピアノの音色を包む繊細なパーカッションと、大地に根を張ったような重厚なベース。

このアルバムを創ったミュージシャンがウクライナのキエフ・アコースティック・トリオ。破壊されたウクライナでピアニストのパヴロ・シェペタ他二人が無事であるかどうかはわからない。勿論、この状況ではCDも入手することもできません。

でも、このアルバムに収められた8曲を聴いていると、あの素朴で美しいウクライナの景色が目に浮かんできます。遠くにあっても身近に感じることが出来る音楽のチカラ...

今日もロシア軍の侵攻が続くウクライナでは、北部チェルニヒウ州で学校への攻撃があった。未来の国を育む学びの場を焼き尽くすロシアの未来に待っているのは文化不毛の国であることを自覚すべきだと思うのだが、悪霊が取り憑いているプーチンには聞く耳を持たないに違いない...

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平和なウクライナが聴こえてきます♪

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