トムプロジェクト

2022/04/25
【第1609回】

先週。ミュージカル「メリー・ポピンズ」、小劇場公演「夜長姫」を観劇。一口に演劇と言ってもいろいろありまっせという世界でございました。先ず値段がミュージカルは¥14000、小劇場は¥3500.その値段はミュージカルを観ればなるほど納得できます。セット、小道具、衣装、出演者数、そしてなんといっても生演奏。それに莫大な上演権料を考えれば当然な入場料かな。片や芝居を通して身銭を切って舞台に上がる小劇場の役者たちが繰り広げる世界。どっちがいいと問われても困ってしまいます。お金を投資するのはお客さんが判断することですから正解はありません。おいらも芝居で飯食ってる人間の一人としての感想は、ミュージカルのあのショー的雰囲気をみんなと一緒に楽しんで拍手して過ごす一体感がたまらなく幸せなんだろうなと思います。一方、50人から70人のキャパで、真に迫る役者の汗にまみれた演技に心打たれ、なんだか叱咤激励された感覚に襲われるのが心地よいっていう人がいるのも確かです。

いずれにしても、なんでもありの演劇ですから生きてるうちにいろんなもの見て損はないと思います。と勝手なこと書いちゃって、観に行ったところ、もう二度と芝居なんぞは観たくないなんて芝居に出会ったら迷惑千万でございます。実際、おいらも正直そんな芝居と鉢合わせした経験もあり、時間とお金返してくれ!と心の中で叫んだ記憶がございます。まあ、どんな世界でも当てが外れたなんてことはありますので許してちょんまげ...

平和だからこそ、芝居をやれて観てもらえることに感謝でございます。

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バラが咲いた、バラが咲いた
まっかなバラが♪

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