トムプロジェクト

2022/04/11
【第1604回】

昨日も暑かったけど、週明けの今日も、はや夏日と言ったところです...先週の週末「コーダあいのうた」を観てきました。今年のアカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚色賞の3部門を受賞したということで出かけたんですが、都内の上演館も一日2回ほどの上映で受賞後の盛り上がりは感じませんでした。それとも1月下旬からの上映開始なので興味ある人はもうすでに観ちゃったのかな?おいらは吉祥寺オデオンで観たのだが客席もそんなには埋まってはいませんでした。ストーリーは家族4人のなか、唯一聴力をもつ少女が聾者の家族との確執、そして自分の夢にゆらぎながらも猛進していくというもの。確かに障害を持つ人たちの家族の必死に生きる姿に歌が絡まって感動的な映画があることは紛れもない事実です。この映画に、勿論ケチをつける気はありませんが、作品賞としては腑に落ちない気がしました。おいらだったら「ウエスト・サイド・ストーリー」を推したいな。あの名作のリメイクを感じさせない最高級の映画テクニックを駆使し、オリジナルを現在の社会状況を照らしつつ、差別、ジェンダーなどなどにメスを入れる新たなミュージカル映画を創出した巨匠スティーブン・スピルバーグ以下スタッフ、キャストに一票投じたい。今回助演女優賞だけというのも納得できませんな。でも、このアカデミー賞も最近ぶれぶれのような気もします。これも政治的な配慮や、世界の動向なんかを気にしながらの選考になっているのかもしれない。式典で受賞者が殴るなんてハプニングもありますし、どの世界でも何が起こるかわからない予測不能な状況になっています。

プロ野球の世界でもありました。昨日の千葉ロッテマリーンズ佐々木朗希投手の完全試合達成にはビックリ。28年振り史上16人目、20歳5カ月史上最年少の記録、13連続奪三振、1試合計19奪三振、日本プロ野球84年の歴史で最高の投球と言っても良いという完璧さでした。東日本大震災で亡くなったお父さんもきっと喜んでることでしょう...

こんな素晴らしいことはいくら起きても嬉しいものですが...戦争だけはやめて欲しいし、起こしてはいけません。

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競艶

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