2023/01/10
【第1703回】
おいらの冬の楽しみ二つのラグビー選手権が無事終わりました。最初は高校ラグビー。東福岡高校が報徳学園を破り6年振りの優勝。攻撃のチームから守備にチカラを入れたことに成功しました。ラグビー競技の醍醐味であるタックル、なんだか命懸けのプレーに手に汗を握る思いがいたします。己が犠牲となりチームに貢献する姿がとっても潔く胸を打つ。オレ我オレ我の世の中で、身を捨てる精神を持ち得る人が何と少なくなったことか...泥まみれになってぶつかり合う男たちの姿に酔いしれる至福の時間でございました。
8日に国立競技場で行われた大学選手権。帝京大学が圧倒的なチカラで早稲田を下し、2年連続の王者に輝きました。帝京大学の選手たちのフィジカルの強さだけが目立った試合でした。鍛え抜かれた筋肉の美しさに惚れ惚れしながら、このチームの選手の日頃の惜しみない努力が目に見えるようでもありました。指導者の適格な指導に素直に応える選手たちの資質の素晴らしさに頭が下がる思いです。
ラグビーのオールドファンたちは伝統校である早稲田、明治、慶應、同志社が強くないと面白くないなんてほざいておりますが、今はそんな時代じゃございません。真摯に物事に向かう姿勢を持つ者だけが生き残る時代であることを忘れてはなりません。過去の栄光忘れましょう!初心に帰って一から始めないとすべてのことが駄目になることに気付かないと世界はえらいことになっちまいますがな...そんなことを考えながら先週末のラグビーを楽しませていただきました。
冬の薄暮