トムプロジェクト

2022/10/05
【第1669回】

新宿西口の象徴的な存在であった小田急百貨店新宿店本館が10月2日、55年にわたる現館での営業を終了しました。おいらは22歳の頃、百貨店というよりすぐ近くの思い出横丁(その当時はしょんべん横丁)を徘徊し安酒飲んだり、地下の西口広場の反戦フォーク集会を覗いたり、百貨店前で詩集を売ってた人と仲良くなったりと、この建物を軸にして行動してました。ちょいとお金が入ると、めったに買わないお洒落な衣服を購入した記憶もございます。貧乏青年にとって百貨店なんぞは高嶺の花、でも何事も感性をアップするためには高級な品々を見て廻ることも大切なことでした。なかでも海外の家具、照明器具、日本の伝統工芸品をじっくりと眺める時間は贅沢なひとときでもありました。この雄大な建物、大規模再開発に伴って解体されることになり、2029年度をめどに地上48階建ての超高層ビルになるそうです。東京の街の変貌はすさまじいほどのスピードで進んでいます。別に昔を懐かしんでいるわけではないのだが、おしなべて無機質な街になってることは確かだし、おいらとしては寂しい気がします。あの猥雑でエネルギッシュな街の佇まいから時代を変える文化が誕生していった経緯を体験しただけに尚更です。

あのサイドと後ろを刈り上げたオッサン、ついに日本上空に長距離ロケット砲を飛ばしました。このオッサンとプーチンには困ったもんでございます。まさか核攻撃?でも一寸先は闇、日本にも召集令状なんて時代くるかも...この世紀、何が起きても不思議でなくなった様相を呈しています。ゴシゴシ自分磨きをしないと大変なことになっちまいますぜ皆の衆。

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おつかれさまでした

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