トムプロジェクト

2023/03/31
【第1736回】

散る桜 残る桜も 散る桜

 

なんだかはっきりしない天気ですが、散りゆくの桜を愛でながら多くの人が桜の名所を散策しています。それにしても、今年の桜の咲き具合なんともさえない感じがいたします。

天候のせいなのか、はたまた世相の暗さなのか、桜もなんとなく不安げに咲いているみたいに見えるのはおいらだけなのか?まあ、これだけ物価が上がれば財布のひもも堅くなり老後の資金のために消費が冷え込んでしまうのは自明の理。物が売れなきゃ製造販売会社も利益が出なくなり、社員の給料も上がらない。まさしく負のスパイラルまっしぐらのわがニッポン。一方、フランスでは政府の年金改革を巡って国内が騒然としています。激しいデモ隊と警察とのやりとりを見ながら、70年代の学生運動を想い出してしまいます。亡くなった友の激しい怒り、あれだけ権力に立ち向かった輩が卒業するや大企業にすんなりと入社して行く姿、戦いのあとに残る様々な人の形になんともすっきりしないものがありました。

人の生き方は様々だと思いますが、やはり筋を通した生き方をしてる人においらは共感します。最近では、やはり中村哲さんですかね...「一隅を照らす」一人ひとりが自分のいる場所で、自らが光となり周りを照らしていくことこそ、私たちの本来の役目であり、それが積み重なることで世の中がつくられる。

改めて、残された人生、しっかりと生きねば思っとります。

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様々に咲いてます

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