トムプロジェクト

2022/06/10
【第1626回】

「無言のまにまに」昨日で6ステージを終えることが出来ました。そして、昨日は「無言館」の館主である窪島誠一郎氏が長野県上田市から来られました。窪島さんに会いに行き今回の芝居の許可を頂いたものの果たしてどのように感じられるか?プロデューサーとしては、はらはら、どきどきもんでございます。「この芝居は僕が生きてきた過去、そして無言館を作る意図が的外れ...」なんてことになったら以降の公演も出来なくなる可能性大ですから...終演後の窪島さんの反応は?と心配してたんですが、今回の全員野球で創りあげた渾身の舞台、窪島さんにも理解して頂いた様子でほっといたしました。終演後に出演者と和やかに談笑する姿に、本当にやって良かったというのが正直な気持ちです。

これまでも多くの創作劇を創ってきたのですが、実際のモデルの方が居て、しかもご存命と言うことになれば相当の神経を使います。演劇はあくまでフィクションではあるのだが、どこまで事実とフィクションを擦り合わせていくのか?戯曲を書く作家とプロデューサーとの喧々諤々も、芝居が成功すれば一件落着でございます。

東京公演も今日を入れて残すところ3ステージ。18日には唯一の地方公演が山形県大石田町で上演。芝居も種まきです...良質な芝居を少しづつ全国で公演し続けていけば、この国の形も少しはましなものになるんじゃないかと微かな期待を持ってはいるんですがね。

両国と言えば、ちゃんこ料理を出してくれる店が多数あります。そのひとつ「ちゃんこ巴潟」の店前で呼び込みをしてた人をパチリ、多分元関取だと思い声を掛けると「ごっつぁんです!僕の得意技は、見かけ倒しです。」なんてジョークを飛ばしておりました。

1626.jpg

ちゃんこの両国

<<次の記事 前の記事>>