トムプロジェクト

2023/06/23
【第1769回】

昨日、相模原演劇鑑賞会にて今年度の「風を打つ」の大千秋楽を迎えることが出来ました。稽古を入れて2ヶ月と1週間、スタッフ、キャストが一丸となって事故もなく無事全公演をやり終えたことに唯々感謝です。見知らぬ土地に行き、まだまだコロナを恐れながらの長旅、よくぞやってくれたという思いです。これも今回呼んで頂いた各市民劇場、演劇鑑賞協会、演劇鑑賞会、労演の皆様のなみなみならぬ心温まる支援なくしては出来なかったこと。

コロナ禍のなか、なんとか演劇を通じて世の中を少しでもいい方向に軌道修したいと行動する会員さんのエネルギーを目の当たりにすると、創る側も自然と気合いが入るのも当然です。各会場での笑い、拍手がどれ程のチカラなるか、こればかりは舞台に立った者でしかわかりません。役者はいつも不安の中で舞台に立っているのでございます...己の表現が果たして観客に届いているのか...観客の反応を気にしながら針のむしろ状態で時空間を彷徨っています。そして、舞台を支えるスタッフの心身もタフでなければ当然勤まりません。

昨日の相模原演劇鑑賞会の皆さんの手作り満載の歓迎振りにも涙がチョチョ切れました。楽屋口に手作りの楽屋のれん、終演後の手書きで書かれた千秋楽祝いを舞台上にかざす会員の皆様。まさしく観る側と創る側が一つになった姿を見る思いでした。

何年やってても芝居はいいもんでございます...これからもいい芝居創って、演劇を楽しみにしている人たちに届けねばという思いを強くした今回の「風を打つ」でした。

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感謝

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