2023/07/07
【第1774回】
劇団チョコレートケーキ「ブラウン管より愛をこめてー宇宙人と異邦人―」を観劇。これまで多くの戦中戦後に於ける歴史上の人物を、独自の視点で描き続けた劇団が新たな脈絡を手掛かりに創り上げた作品。作家・古川健が子供の頃に好きだった特殊撮影番組に登場するヒーローはじめ、番組にかかわる人たちとのやりとりに差別問題を絡ませる姿は、あたかもこうして芝居を創っている人間にもリアルに感じさせてくれる舞台でした。
モノを創り上げるってことは何事も大変なことです。ましてや芝居なんぞは、貴重な時間とお金を頂いて2時間拘束してしまうんですから、一歩間違えば詐欺罪で訴えられてもおかしくないモノですね。しかも、こればかりは人の観方で180度変わることだってあるんですから手強いものかもしれません。そのなかで大切なことは、やはり創る側の主張、信念、哲学だと思います。ここがぶれちゃうとアウトです。その覚悟で芝居を創ること、あとは観客の判断にゆだねるしかありません。
観劇後、三軒茶屋から下北沢に繋がる茶沢通りをブラ散歩してると一軒のよさそうな焼き鳥店に入りました。おいらの感ピューター当たりでございました。家庭的な雰囲気と手作り感満載の焼き鳥と料理。しかもリーズナブルな価格で、28年間地元で頑張っているとのこと。お客さんは良く知っています。開店直後からなじみのお客さんが入って来てました。
要するに愛がある仕事をしなきゃ!すべてこれに尽きますな...
カノコユリ
(七夕百合)