2023/10/02
【第1806回】
「沼の中の淑女たち」東京公演、残すところ今日と明日2ステージとなりました。芝居は順調に、いや快調に手応えを感じながら進んでいます。土曜日の夜のステージ終演後にトークショーがありました。この日は2回公演だったために役者さんも相当お疲れだったと思いますが、お客様のためにしっかりと裏話を面白おかしく話されていました。その中で羽田美智子さんが「この芝居は6人で走ってきたからね...」と話されたときはおいらも熱いものを感じました。体調不良で無念にも降板した岡本麗さんと共に舞台を相務めていたんですね...この思いがあっての日々の舞台、そりゃ面白い芝居になるはずですわ。
これを観客にストレートに伝えることが出来る羽田さんの人間性がよくわかる。俳優である前に、一人の人間として人の前に立つことの意味を示された発言だったと思います。
それにしても、今回の芝居の座組の良さを改めて感じました。芝居はナマモノだけに当然トチリがあることも想定内の出来事、その場に遭遇した時のお互いの一瞬のやり取りで座組が上手く行ってるのか不協和音なのかが良くわかります。おいらがこれまで観る限りにおいて、この座組は限りなくハナマルに近いベストなチームです。
神無月に入りました。この月に日本中の八百万(やおよろず)の神様が、出雲の国(島根県)に集まり会議を開き、他の国には神様がいなくなってしまうことから「神無月」と呼ばれてきました。こんな呼び方ができる日本の言葉、ロマンを感じます。
赤坂にある公園