2024/10/18
【第1952回】
昨日で風間杜夫ひとり芝居、本多劇場にての公演、無事終えることが出来ました。
おいらのもとにO氏からこんなハガキが劇場に速達で届いてました。
役者ひとり居れば演劇は成立するんだと痛感した。しかも怪しいバンコクの街が抽象的なセットの中に浮かび上がっていた。映像が無くても板の上にはバンコクが存在した。何故か匂いまでしてきて自分ひとりで笑ってしまった。荒唐無稽の話にみえて実は人間味のある温かさを持った実に心に染みる牛山明の真骨頂ものだった。工作員に間違われて磔にされるのはサービス精神そのもの。俵星玄蕃8分30秒やって欲しかったと観客は厚かましい願望を抱くこの芝居の見せ場だ。それにしても次から次へと歌が淀みなく出てくる。この芝居の小道具はまさに牛山明の繰り出す流行歌の数々で、それ以上のものは要らない。高齢者のスタッフが後期高齢者の主人公をよってたかって痛めつけて盛り立てて素敵な舞台に仕上げた1時間20分だった。観終わってふとまたバンコクに行きたくなった。夜の巷に足を向けたいなと思わせるお芝居に拍手喝采!
他にも多くの方からお褒めの言葉を頂きました。そして劇場を後にするお客様の「生きる勇気を頂きました...」「まだまだ生きてみようという気になりました...」などなど。劇場に足を運べば元気になりますよ!
O氏からの速達便