トムプロジェクト

2026/08/07
【第2215回】

昨日は広島に原爆が投下されて81年、いつものように平和記念式典が行われていました。

しかしながら、歳月を重ねるごとに世界は真逆の方向に突き進んでいます。唯一の被爆国の日本のメッセージは果たして世界の為政者に届いているのでしょうか?核軍縮の会議ではお互いに非難の応酬、共同声明も出せないほどの末期的症状。それに輪をかけたみたいにこの国のトップ、そして防衛大臣までが非核三原則に疑問を持つような発言。いつの間にか日本も核保有国になりましたなんてことも十分あり得る話です。

今年、97歳になる広島の被爆者の女性が、「今日のことは今日忘れるへろへろ婆でございますがね。原爆のことは忘れてしまいたいと思えば思うほど、はっきりと思い出すんですよ。やっぱり忘れてはいけないことなんだと気づくのに長い時間がかかりました」

平和記念公園は原爆が投下される前は広島有数の繁華街、大きな旅館や映画館があった場所。少女時代に原爆で亡くなった多くの友人と楽しい時間を過ごしたこの場所を歩くときは、いつも心の中で「ごめんね、踏んづけてごめんね」って謝りながら歩いているそうです。

今はもうすっかり変わり果てた広島の街並みを眺めながら彼女は短歌に綴りました。

「ひとたびは焼け滅びたる街を埋めビルの群れ建つ墓標かと思ふ」高いところから見下ろしたビルがお墓に見えたそうです。

明後日は、長崎原爆の日。7年前に訪れた「長崎原爆資料館」の被爆惨状の数々は今でも衝撃としておいらの記憶、記録として深く刻まれています。これからもひとりひとりが、決して諦めることなく平和に繋がる思いと行動を履行することこそが、亡くなった人達への責務だと思います。

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お空に浮かぶ綿菓子

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