トムプロジェクト

2026/07/24
【第2209回】

今日は若干暑さが和らいだのかなと思いきや、お日様が顔を出すとアッチッチ...そしてこれもまた夏の風物詩であるセミの鳴き声、今はまだ序の口、前座のセミが試し鳴きと言ったところかな。その鳴き声を聞いていると、一昨日の「空飛ぶドン・キホーテ」で満員の観客を魅了した村井國夫、山﨑薫の歌声が甦ってきました。戦場カメラマンとして、世界の紛争地でレンズ越しに被災地の子供たちを撮り続けながら地雷で命を落とした教授(村井國夫)の息子への鎮魂の旅に同行したハナ(山﨑薫)。無事に帰国していれば結婚したはずなのに...そんなストリーの中で語られる言葉と歌、おいらもこれまでいろんな出し物を拝見してきたのだが、今回のようなスタイルはどのジャンルにも属さない舞台ではなかろうか。

村井國夫という、ミュージカル界のレジェンドであり数々の舞台を踏んできた82歳なる一人の人間の生きざまが表現を通して凝縮された立ち姿であった。相手役を担った山﨑薫の凛とした姿も今回の舞台に弾みをつけたことは間違いない。彼女の歌も、これまでミュージカルで数多く観てきた女優さんとは明らかに違う、舞台女優としての矜持を感じた。

こんな素敵な舞台が誕生したときはプロデュサーとしては本望である。そして今回の舞台に関わった多くのスタッフに唯々感謝である。日々、葛藤を繰り返しながら初日を待つ緊張と不安と期待、このスリリングな感覚があるから芝居は止められないかもね...

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さすがの百日草

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