トムプロジェクト

2026/08/17
【第2218回】

戦後81年、おいらも戦後と同時に時間を過ごしてきました。あの焼け野が原からよくぞここまで立ち直ってきたなと改めてこの民族の心根に感服する次第です。でも、決して忘れてならないことは、先の大戦においてこの国は被害者であると同時に加害者であるということ。8月15日の終戦記念日に、この国のリーダーが式辞で先の大戦でも「反省」という言葉がなかったことに危機感を覚えてしまいます。そして「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」という文言も主体が曖昧な「戦争の惨禍を二度と繰り返させない」に修正。「アジア諸国の人々に損害苦痛を与えた」などの表現も使わず「日本はインド太平洋の輝く灯台として頼りにされる国になれる」ことを強調しました。この女性リーダーは、先の大戦の質問に対して「私自身は当事者とは言えない世代だから、反省なんかしていないし、反省を求められるいわれもないと思う」と語ったそうだ。こんな所見を抱いた人がこの国のトップであることに驚愕するばかりだ。インド太平洋の輝く灯台なんて夢みたいな話である。過去の歴史に学ぼうとしない政治家が存在すること自体おかしな話である。次のリーダーと目されているお坊ちゃん防衛大臣の靖国神社を参拝する能天気な姿も十分に危ない気がする。太平洋戦争を行ったことに深い反省をする天皇陛下とこの方々とはえらい違いである。

確かにこの国の置かれた立場は厳しい気がしますが、資源のない小さな国土で安全且つ幸せに暮らす活路は外交に尽きると思う。非核三原則、平和憲法を武器にして立ち振る舞う政治家が出てきて欲しいのだが...これがなかなか難題であることが悲しい現実でございます。

2218.jpg

夏空を借景とせし百日紅

 前の記事>>