トムプロジェクト

2024/05/20
【第1893回】

ワンちゃんのご主人様を待つ姿がなんとも微笑ましい。ニンゲン世界は魑魅魍魎、憎悪が拡散し争いから戦争という惨たらしい時間が今尚繰り広げられています。こんな不毛の時代で唯一癒されるのが野に咲く花であったり、悠然と聳え立つ樹木であったり、小動物だったり...中には人間に害を及ぼす生き物もいますが、地球は人間だけのものじゃありませんから当然のことながら生きる権利はあると思います。

我が家のマンションの中庭にある樹木にカラスが巣を作り、子育てのデリケートな時期と重なり住民を襲ったこともあり、懸命に作り上げた巣が撤去されました。日毎、ベランダからつがいのカラスが飛びまわる様を見ていたおいらも複雑な思いです。カラスだって種族を残すための必死な戦いだったと思います。監視のため頻繁に飛来するカラスの行動を目のあたりにして過ごした日々が何となく懐かしい。この感情も考えてみればニンゲンの勝手な思い込みに違いない。

野の花だって何もニンゲンを喜ばすために花を咲かせているとは思いません。ただ自然界の秩序に乗っかって淡々と生きているだけ。でも同じ地球上に共生しているニンゲンが感謝の気持ちを抱くだけで、この世界は平和の輪が広がるに違いありません。何事も愛しむ気持ちが大切だと思います...身のまわりにどれだけ愛しむものを見つけ感じることができるかが穏やかな日々の尺度。何事も心優しい目線で過ごしたいものです。

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まだかな?

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