2026/05/07
【第2176回】
長いGWも終わり、5月の仕事の始まりです。それにしても5月2日、東京ドームでのボクシングは見応えがありましたね。世界バンタム級4団体統一王者、井上尚弥と中谷潤人の一戦。共にこれまで32戦全勝同士の見事な試合でした。前半はお互いに探り合いの展開、中盤から井上選手が攻撃を仕掛け中谷選手がカウンターを狙う様相。終盤はお互い隙をみながらの激しい撃ち合い。決定的なパンチが届かなかったのも、両者のボクシングテクニックが並外れたモノを持っていたからだ。観客は本当のところはKOシーンを期待するものだが、これだけの熱量と緊張感の連続を魅せられると大満足。試合の途中、お互いに決定的なパンチを外した後に笑顔で見つめ合うシーンを見たときに、二人のアスリートの人間性が垣間見えた感じがしました。殴り合うという最も激しい格闘技でありながら、感動を与えてくれる試合なんてそうそう目にする機会がないので、ボクシング界にとっても記念すべき日だったに違いない。
おいらも若い頃、真剣にボクサーになろうと思った時がありました。倒すか倒されるか、あの一瞬に賭けたスリリングな場が眩しかったな...その代わりなのか、柔道、空手に夢中になったのは、やはり格闘家の血がどこかに流れていたに違いない...考えてみれば、芝居も似たような匂いがしますね。舞台という名のリングでの丁々発止のやりとりが果たして観客の心を鷲づかみに出来るかどうか...まさしく真剣勝負でございます。

アンネの薔薇

