2026/08/24
【第2221回】
一昨日の夜中に首都圏で震度4の地震、大きな揺れに一瞬、今日の芝居は中止か?なんて思っちゃいました。プロデューサー稼業は因果な仕事でございます。稽古、本番中は気が休まることがない。昨日でなんとか6ステージ終えることが出来ました。そして、いつものように一枚の葉書にびっしり書き込まれたO氏の感想文が速達で届きました
今回の再演、相変わらず冴えた演劇空間を創りあげる作・演出(田村孝裕)家だと今更ながら実感した次第です。3年前の初演の感想に「今を切り取る天才だ」と書いた気がします。「沼」というイメージをまた「推し」という現象を演劇の表現の中で見事に具体化してみせる手法に感心したからだと思います。再演はその想いはそのままに役者各位の存在そのものにまで踏み込んだ感を強く持ちました。時代のブームや流れを敏感に取り込むことは勿論すでに実証済みですが、舞台上の女優陣ひとりひとりの沼感や推し活動が実感できる展開だったように受け取りました。それはまた演じてる役柄の吟味と理解がこの芝居に関係する各位に深まっていることの証のようでもありました。実際、初演の感想は現実の流行を表現することに長けた舞台であったという思いが強くあったのですが、再演はその現実が登場人物ひとりひとりに如何なる生き様をするはめになっているのかを、じっくり語って聞かされた気になりました。芝居の現実の空間での虚構を紡ぎ出してみせる魅力が実に見事に目の前に繰り広げられる面白さにまた我を忘れ見入ったひとときでした。
今日が東京での公演の千秋楽です。最後まで無事終えることを祈るのみですね。

昨日の終演後のトークショー

