2026/11/02
【第2247回】
先週の週末は、爽やかな秋晴れに恵まれ久しぶりに「神田古本まつり」に出かけました。神田神保町は世界有数の古本街で、この古本まつりは120店舗、100万冊が500メートルに立ち並ぶ様は世界一だと言われています。この日も外国の方も含めて大勢のブックマニアが掘り出し物ないかと目を皿のようにして探していました。敗戦後、日本が奇跡の復興を成し遂げたのも、この書店街で多くの若者が良書を手にして未来への展望を画策したからに違いありません。おいらは学生時代、神保町にあった「人生劇場」というパチンコで玉が出たときに文芸書と交換するのが楽しみでした。そのときに交換した五木寛之著「さらばモスクワ愚連隊」がその後の海外放浪のきっかけとなり、ジャズ愛好家となった次第です。
この日も、欲しい本がたくさん並んでいましたが、この歳になるとどうしても断捨離のことが頭をかすめ断念してしまいます...でも図書館なんかでも手にすることが出来ない3冊の古本を購入しました。唐十郎の珍しい童話「雨月の使者」、反骨のルポライター竹中労著「無頼の墓碑銘」、昭和の名優森繁久彌の自伝書、この三冊で¥1300なんですから涙がちょちょぎれます。こんな埋もれた本が安価で手に入るんですから、そりゃ全国各地からわんさか訪れても不思議ではありませんね。
折角、神保町に来たんですからジャズ喫茶「オリンパス」に顔を出さない訳にはいきませんことよ...名物「赤いチキンカレー」を食べたあとはコーヒーを飲みながら大音響で流れる名盤レコードのシャワーをたっぷり浴びながらの読書。充実した一日でございました。


古本の街と、赤いチキンカレー

