トムプロジェクト

2023/10/16
【第1811回】

先週の土曜日は、横浜演劇鑑賞会が発足しての50周年記念パーティに出席してきました。トム・プロジェクも多くの作品を呼んでいただいた鑑賞会です。東京と言う日々250から300ステージばかりの演劇、ショーが開催されてる地からの近場で50年継続してきたことに先ずは驚きました。横浜の人たちの文化に対する関心度の高さを感じます。そして、この鑑賞会の人たちの肩のチカラの抜け具合、明るさ、親しみやすさがとても好きです。

ハマっ子と言えば、隣人やよそ者を尊重し、開放的で寛容、そしてのんびりマイペースに先進的、という開港以来からのハマっ子気質が共通しているように思えます。そして乗りがいいですね。「百枚めの写真」を公演した時に、観に来ていただいた幹事の方に、横浜で上演する時には戦時中の会員さんの家族の写真をロビーに展示したらいかがですか?と提案したら即実行、公演当日懐かしい写真がロビーを埋め尽くしていました。自分の意見を持つが、人の意見も素直に聞き入れる乗りの良さを実感した次第です。

この日会員さんは勿論、創造団体の方々も出席し楽しい時間を過ごすことができました。

これから演劇を続けていくこと大変なことですが、こうした芝居が好きで創造団体を応援してくれる方々が居ることは心強いことです。AIの脅威が迫る中、演劇だけはAIに取って代われないアートだと思っています。がしかし、クオリティが問題でございます。多種多様な楽しみ方があるなかで演劇がいかに残れる存在感を示し得るか?創造団体としては日々アンテナ張って邁進するしかありませんね。

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横浜 桜木町より

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