2025/07/22
【第2063回】
三連休も終え通常の日に戻りましたが相変わらずの猛暑、後期高齢者にとってはたまらん日々が続いています。昨日は久しぶりに明治座に行ってきました。演目は、五木ひろしデビュー60周年記念公演なのですが、五木さんが病で急遽入院し、第一部「喧嘩安兵影」の芝居で五木さんの代役で太川陽介さんが主役を務めると言うことで...いやいや立派な代役でした。台詞と立ち回り見事なものでした。それも、2日間の稽古でマスターしたと聞き改めて太川さんの人としての強靭さを感じました。そして太川陽介という表現者がここまでやり続けられているのも、確たる技術と人間性を保っているからだと思います。
トムに最初に出演していただいた「風を打つ」でも水俣の漁師の役を淡々と味わい深く演じられ、役者としての太川さんの魅力を再認識させられた次第です。
第二部はスペシャルショー、本来ならば五木さんの歌を聞きたくて劇場に足を運んだお客さんなんですが、この日は特別出演の坂本冬美さんが五木さんの分まで頑張ってましたね。御年58歳、演歌の世界ではいまや石川さゆりさんに次ぐポジション。艶のある声と歌詞を大切に歌う姿はさすがです。この日は和太鼓と琴の共演もあり、様々な工夫を凝らしながらお客様に楽しんでもらいたいという企画。応援ゲストということで山本譲二さんも駆けつけ三曲を歌唱、緊急事態に関わらず一致団結で盛り上げ見事なステージを創り上げた皆さんの心意気に拍手。
夏の空