2025/10/24
【第2100回】
昨日、久しぶりの青空が広がる中、スメタナ・連作交響詩「わが祖国」全曲のレコードを聴きながら、おいらは思ったさ...この曲を聴いて思い出すのは、1989年チェコスロバキアが民主化に成功し祖国に対する深い恩愛を国民が共有したこと。一言で言えば愛国心なんですが、昔から侵略と独裁政治の苦難の歴史から勝ち得た民主主義はとても重たいものがあります。幸いにして島国であるこの国には理解しがたいことが数々あると思います。確かに戦争に負けながらも、ここまで成長できたことは実直、真面目な国民性。戦後80年ここにきて世界は一気に緊張感に包まれ、政治の不安定も含めてなんだかバタバタしています。
成長、大国志向...そんなのもういいんじゃないのかな。小さな国でも、その国に住む人達が幸せな空気に包まれた確かな日々を共存できる社会。そんな呑気なこと言っていると、またたくまに北朝鮮、中国、ロシアが攻め込んでくるんじゃない?なんて思う人が居ても当然ですね。でも、日本民族は礼儀正しく温厚な人が多数ですから極度な方向にぶれない限り大丈夫な気がします。おもてなしなんて言葉があるじゃありませんか...調子よく便益に使用した人も居ましたが、この言葉の本来の心を込めてのコミュニケーション力を発揮すれば、それこそ世界から畏敬の念を持って頂けるんじゃないかしら。
子供の自殺者529人、若者の自殺者も3000人以上という高止まり...ほんまにどげんかせんとこの国の未来はありませんぞ!

身捨つるほどの祖国はありや

