トムプロジェクト

2026/01/19
【第2132回】

理性的な変人たち第5回公演「口いっぱいの鳥たち」を観劇。このグループは東京芸術大学卒業生を中心に結成された劇団。これまで全て拝見しましたが、なかなか面白いことをやっているなと楽しみにしていました。今回の芝居はまれに見る難解な芝居。途中休憩を入れての2時間半、パイプ椅子に座っての観劇は後期高齢者にとってはなかなかハードですな。1986年に英国で書かれた原作戯曲そのものが難解、実験的且つ前衛的ときているもんだから役者も相当苦労したのではなかろうか...演出もそこを何とか身体表現を絡め、目の前の物語を前に進める努力をしたことは理解できるのだが、普通の能力ではとても追いつけないほどの内容。こうなると、この手の芝居の時間の過ごし方は己の想像力を駆使しながらあーでもない、こーでもないと妄想ゲームに走るしかない。一方で、真摯に演じている役者さんも理解して表現しているのだろうか?わからんけど取り敢えず身体を投げ出すことによって正解の道を模索しているのだろうか?そんなことを勝手に思い巡らしているときに、突如怒鳴り出す芝居をされると一気に冷めてしまい、非日常な芝居から現実の戻される瞬間に戸惑ってしまう。でも芝居なんて何でもありの世界ですから、リアリズム演劇糞くらえ!といった人にとっては楽しめる芝居に違いない。

帰りに会場近くの新井薬師梅照院にお参りしてきました。このお寺は「治眼薬師」として知られています。視界不良の政治家の皆さん方、選挙前に是非お参りして治療されることをお頼みいたします。一部の選挙民の皆さんも、今一度この国の行方を左右する一票ですから、しかとした眼力を期待してまっせ!

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新井山梅照院

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