2026/01/09
【第2128回】
新しい年になって日々寒さが本格的なってきました。しかしながらウクライナがロシアの激しい攻撃により、南東部2州で電力供給がほぼ完全に停止したというニュースを聞くにつけ寒さに震えているウクライナの庶民のことを思うとなんのこれしきりと思ってしまいます。今年も新年早々、理不尽極まりないことが世界のあちこちで立て続けに発生しておりいつもながら人間の愚かさばかりが幅をきかせウンザリしています。
7日の日は七草がゆを食べました。セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ、このリズムカルな韻律を一気に連呼するだけで春の匂いを感じる。
「つゝましく箸置く七草粥の朝」この句からもいかにも新しい年の静謐な情景が目に浮かびます。この国の持つ嗜み、文化、本当に美しいものがたくさんあります。敗戦後、西欧文化が進出し、それに拍車をかけるように世界を覆いつくしたデジタル化の波、日本古来の繊細な美意識や自然を尊ぶ心が希薄になっている昨今、おいらは何とか昭和の時代を経験したことに感謝しています。何も想い出に耽り、過去に対する郷愁からの思いで語っているのではございません。若い頃、世界を放浪した体験からも日本文化の美意識を再認識した次第です。そんな国が、もしや他国の属国になってしまうかもしれないなんて事態が正夢になるなんてことが...現世は一寸先が闇でございます。

夕暮れ時

