2026/01/07
【第2127回】
今年の一発目の鑑賞はフラメンコ。高円寺にあるタブラオ・エスペランサに5日行ってきました。本場スペインに次いでフラメンコ人口が世界で2番目という日本。成程、青森のねぶた、徳島の阿波踊りに通じるものがありますね。大地にたたきつけるサパテオ(足を踏み鳴らすこと)、天空に向かって感情をより豊かに伝えるための手の動き。日本古来の土着的なお祭りとフラメンコが赤い糸で繋がっている感じがします。この日も、5人の踊り手とスペイン人の歌とギターで満員の会場は盛り上がっていました。今年77歳になるグラシアス小林さんも齢を感じさせないパワーに円熟味を加味した舞で存在感を魅せていました。
昨日は1月9日からスタートする「風を打つ」の最終稽古。今回は演劇鑑賞会、中国ブロック、関越ブロックでの23ステージ。2019年の初演からはや7年、こうやって一つの公演が長く上演されることこそ演劇に関わって良かったと実感する喜びと感謝そのものです。作品に命があるということを実証してくれています。昨日の最終稽古でも役者さんが楽しく活き活きと演じる姿を見るたびに、この芝居に登場する人物に慈愛が芽生え、より厚みのある像にしようとする意志を感じました。この芝居は水俣病という重いテーマだけに、どう展開していくかがポイントになると思っていました。昨日の稽古を見る限り、今回登場する家族が水俣病という病をバネにして、人として家族の一員としてよりポジティブに移行する様に人間が本来持っている命の輝きを痛切に思い知らされた次第です。
鑑賞会の皆様も、新しい年に相応しい満足して頂ける作品に仕上がっていますので楽しみにしていてくださいね。

新春のスカイツリー

