2026/01/23
【第2134回】
昨日は埼玉県上尾市文化センターで上演した「モンテンルパ」を観に行ってきました。寒い日に関わらず多くの観客で座席は埋まっていました。この芝居も今回で4回目となります。第二次世界大戦で、日本が加害者でもあり被害者でもあることを色濃くあらわした作品です。加害者の視点は事実であり消し去ることは出来ません。ロシアがウクライナに侵攻している以上に、日本とは全く歴史的にも領土と言えないアジア諸国を侵略し残虐な行為を行ったことの反省なくしては真の平和を唱えることできないと思っています。
渡辺はま子を演じる島田歌穂さんの最後の台詞が胸に突き刺さります。20世紀大晦日、横浜の港で、明日から21世紀が始まる前日に「21世紀に戦争は無くなるでしょうかね...」
その願いも空しく、現実はおそろしい様相を呈しています。
だからこそ、この芝居を上演する意義があるのでは...この国もなんだか戦前の序章を感じさせるような気がしてなりません。こんな時に、この芝居に登場する大和田獏さん演じる加賀尾秀忍みたいな人の出現が待たれるところです。僧侶でありながらフィリピンにある日本人捕虜が多数収容されてる刑務所に赴き、フィリピン大統領、マッカーサー、ローマ法王などと交渉し戦犯の日本への帰国を実現させた外交手腕。ましてや資源も乏しい日本、外交力こそが世界に存在感を示し得る最良の道だと思います。
来月の選挙、そんなことを可能にしてくれる人を選びましょうね皆の衆。

「モンテンルパ」カーテンコール

