2026/01/30
【第2137回】
今日も寒い日ですが、乾いた空気の中で青空と雲が見事にマッチした空でした。こんな空を眺めていると、ふらっと旅に行きたくなりますね。そんな時に見つけた本が「世界100ヵ国の旅で、出会った人たちが教えてくれた、人生で大切なこと」。旅人KAD(かど)さんが記したエッセイです。ごく普通に建築士として仕事していた著者が、移住先を探して世界中を旅し、そこで出会った人々との対話から、人生で大切なことを学び、旅先での出会いと発見をSNSで発信し、昨年末に出版したばかり。
僕が好きなスペインの件にはこんなことが書かれていました。
スペインを旅してたとき、夜に地元のバルで飲んでたんです。そしたら、隣の陽気なスペイン人のおっちゃんと仕事の話で盛り上がって、文化の違いってやっぱ面白いなぁと。で、日本では「休日にちょっと仕事しちゃう」なんてこと割とあるじゃないですか。僕もつい癖で、休みの日にメール返したり資料つくったりしちゃうんですけど、ふと気になって、尋ねてみたんです。「ねえ、スペインでは休日に仕事することあるの?」そしたらおっちゃん、急に顔つき変わって、「それはな、犯罪や」って。え?いや、こっちは「あるあるエピソード」のつもりで聞いただけなのに、突然の重罪扱い。「仕事と休みはきっちり分ける。バケーション中にメール?それは家族への裏切りやで」と言われてしまいました。
その後、ホテルに帰って無意識にスマホで仕事のメール開いた瞬間「俺、いま密輸でもしてんのかな?」って罪悪感で震えたよね。
世界の場末で出会った庶民の人達から耳にした言葉が心地よく響いてくるのは、著者自身が心開いて旅していたからに違いない。

今日の空

