2026/06/22
【第2196回】
先週の週末、7月22日(水)の1日のみの公演「空飛ぶドンキホーテ」の稽古場に行って来ました。村井國夫さんと山﨑薫さんによる歌唱×朗読という試み。朗読といっても芝居みたいだし、歌唱といってもいきなり歌い出すミュージカルみたいでもないし、おいらもいままで観たことがない不思議なものでした。先ず二人の掛け合いが絶妙だし、ハートで歌っている歌唱に心打たれます。そしてなによりも、台詞と歌の絡みに今まさに世界の置かれている状況に希望を見いだす展開になっているのが嬉しい。
台詞を口にする行為もなかなか難しいものですが、歌うという表現も更に深遠なものがあります。おいらも長年あらゆるジャンルの歌を聴いてきたのですが、やはり歌は究極のところ語りではないかと思います。大きな声で悦に入り気持ちよさそうに唱う歌ほど意外と聴衆に響かないものです。言葉を大切にしながら、メロディとリズムの力をかりて語りかけるように唱ってくれると心にじんわりと染み渡っていきます。
稽古場での二人の語りと歌にはおいらが思い描くものがありました。たった1日だけという公演が実に勿体ない!この現場を日本全国に届けねばと思った次第です。
昨日からメディアはサッカーの話題で持ちきり。そりゃそうだよね、日本の完璧な勝利。それにしても怖いモノ知らずの若い選手の個性溢れたプレーに、暗澹たる未来しか想像できなかったこの国に、少しは明かりを灯した1日だったかも知れませんね...

京王井の頭線

