トムプロジェクト

2026/04/01
【第2162回】

折角サクラが咲いたのに昨日、今日と雨模様、でも何とか踏ん張り頑張っていますね。

そんななか米国、日本で野球が開幕しました。これから10月まで試合結果に一喜一憂しなければと思うとなんだかしんどい気もします。ドジャースの圧倒的な強さに比べ、我がライオンズ開幕から2連敗。今年も下位争いの仲間入りかなと思いきや2連勝、昨日の試合なんぞは新人の3選手が大活躍し少しは希望が見えたかな?それにしても平日、しかも雨の中埼玉所沢の球場には満員のファンで埋まっていました。ありがたいことですね...そんな環境の中でプレーできる選手はほんまに幸せ者です。

一方、海のかなたでは日本人選手の活躍が早速伝えられています。村上、岡本選手のホームランもビックリ!おいらはそんなに簡単に打てるとは思ってはいなかったんですが、今どきの若者のメンタルの強さに感心しきり。開き直りの精神と、我が道を行く姿勢がうまくかみ合い結果を出していると思います。ライオンズから渡った今井投手は苦い経験をしましたが次回は必ずリベンジしてくれるでしょう。それにしても、日本のプロ野球はなんだかアメリカに渡るための予行演習ですかね...メジャーとの契約金の額を知らされるたびに、皆双六のあがりはここだと思っている節がありますね。確かに、いつどうなるかわからない不安定な環境の中、稼ぐときに稼ぎたいという気持ちはわかります。

ところで神経衰弱のトランプ、いいかげんに戦争やめんかい!こんな男に振り回されているこの世界、ほんとにやばいです。

2162.jpg

満開

2026/03/30
【第2161回】

昨日、無事に風間杜夫ひとり芝居「カラオケマンさすらいヘルパー」千秋楽を迎えることが出来ました。連日満員の観客を前に風間杜夫の魅力全開のステージでした。公演中に速達でO氏より一通の葉書が会館に届きました。

 

大好きな牛山明さんにまた会えました。芝居であることを忘れる実在感。まさに風間杜夫という俳優の存在を借りた実在の人物として舞台の上の登場人物を見ています。観客は一様に風間ファンイコール牛山ファンなのです。虚構を超えた熱い人情の男です。シリーズ全体を通じてそのバイタリティーは証明されていますが、その人格わざと役者が自分に憑依させたのではないかと思えるくらい自然な人物として我々に迫ってきます。だから知らず知らず観客は声援の声を上げているのです。まるで大衆演劇に没頭している客のように。この舞台に流れる現実感のある熱気がこのシリーズのもっとも魅力のあるところです。待ってましたと心の中で快哉を叫んでいる自分が居ます。人は自分の一生を演じて生きていると言いますが、この登場人物ひとりの芝居こそ現実を凌ぐ空間であると今回の舞台を見ながら実感しました。牛山明はどんな人生をこれから生きていくのか、そしてその日々を垣間見ることができるならきっと観客は満足のひとときを過ごせるのです。畢生の演目として実は我々観客が観る者が手に入れる満足です。楽しい芝居の贈り物をありがとうございます。

 

おいらも又、牛山明の今後を見たい観客のひとりでございます。

2161.jpg

井の頭線高井戸駅そばの神田川

2026/03/27
【第2160回】

風間杜夫ひとり芝居「カラオケマンさすらいヘルパー」無事初日を迎え、昨日で2ステージを終えることが出来ました。初日、2日目といずれも完売、当日券をお求めになるお客様に断るのに一苦労。それぐらいの人気作品になったことに感無量でございます。1時間20分、息切らすことなく疾走する役者風間俳優の姿に惚れ惚れしてしまいます。歌って、踊って、落語して、最後は「生きてりゃいいさ」を絶唱して幕を閉じる。来月77歳になる人間がここまでやってくれると、恐れ入り谷の鬼子母神でございます。

そして際立つのが笑いの連鎖、過去にひとり芝居でここまで客席を笑いの渦に巻き込んで芝居があったであろうか?登場しない人物とのやりとのなかで、微妙、かつ繊細な間合いを要しながら、さもそこに相手役が存在するような設定を自ら創り出す風間杜夫の達者な芸。

後期高齢者になって、ますます巧妙になっているので目が離せません。

ここまで書いちゃいますと、なんだか手前味噌だとお思いでしょうが、嘘だと思ったら自分の目で確かめるしかありませんね。

東京公演は29日まで。あまりにも好評で今年の秋、11月5日(木)6日(金)再演を決定した次第です。この混迷の時期、あくまで日本が戦争に巻き込まれず、ひとまず平和であればの話ですが...それにしても神経衰弱という病に陥ってるトランプ困ったもんですな。

2160-1.jpg

2160-2.jpg

絶賛上演中

2026/03/25
【第2159回】

今日は花曇り。そして、風間杜夫ひとり芝居「カラオケマンさすらいヘルパー」の初日です。サクラが咲き始めた頃の公演は久しぶりではなかろうか...何だか気分も浮き浮きしちゃいますね。

先日、57年前の劇団青俳で知り合った友人達と久しぶりに逢いました。男性5人、女性3人、さすがに歳はとりましたが、それぞれに昔の面影をほんのりと残しながら皆意気軒昂でした。今だからこそ話せる秘密の恋愛ネタも興味津々に聞いていましたね。やはり、若い頃にアートに夢中になった人たちは歳を重ねながらも青春しているなと...貧しくとも、がむしゃらに己の夢に向かって邁進してきたすべてが血となり肉となったんでしょう。ふと今一度、あの日あの時に戻ってみたい気もしますが...今更、懐古趣味ではないですが昭和の活気あふれた面白さは別格だったのではなかろうか。

まさか21世紀には戦争は無くなるのではという淡い願いも空しく、この現状に絶望に近いものを感じています。でも、この愚かな人間もなぜか何度も危機を乗り越え再生に道を切り開いてきました...まだまだ諦めてはいけません。そのヒントはアートの世界にいくらでもあると思っているのですが...なにせ時の権力者があまりにも芸術の世界に疎い点が残念でなりません。つい先日も、この国のお偉い方々が、博物館、科学館などの維持費を大幅にカット。もちろん、残念ながら演劇に対する理解もかなりハードルが高いですね。

2159.jpg

あちこちで

2026/03/23
【第2158回】

先週の週末は、東京芸術劇場にて劇団印象「藤田嗣治~白い暗闇~」を観劇。日本でも人気のある藤田嗣治の人生のなかで、乳白色の肌という独自の技法を確立し成功したパリ時代(1913年~29年)と、日本に帰国後、トレードマークのおかっぱ頭を丸刈りにし、軍部の協力要請に従って『アッツ島玉砕』等の戦争画の創作をしていく太平洋戦争時代 (1938年~45年)を取り上げた評伝劇。今年で藤田嗣治生誕140周年にあたるそうだ。

思い起こせば、戦争中に軍部の意向に沿い協力した芸術家は多数にのぼる。当時の趨勢からみても、軍の意向に背けば即思想教育の名のもとに逮捕される状況に置いて逆らうことは出来なかったのでは...中には強固な思想、信念を貫き通し命を落とした人達も少なからずいたことも事実だ。戦後、戦争協力者として生き長らえるしかなかった芸術家の葛藤は壮絶な日々であったに違いない。多くの人達も絵画の前に立ち、その本人の過去の歩みを鑑みながら様々な思いを持つに違いない。はなから戦争協力者として、どんなに芸術性が高い作品でもあっても否定する人。あの過酷な戦火の中、命あっての作家であることに共感し、様々な思いを巡らせながら作品に対峙する人。

どんな作品であろうと表現されたものにはその人の人間性が間違いなく加味されている。作品を鑑賞してから人物像に迫る楽しみ方と、人物に興味を抱き作品に向かう人...アートにはいろんな楽しみ方があるのでございます。

2158.jpg

今年も咲きました

2026/03/18
【第2157回】

WBCはベネズエラがアメリカを撃破し、初のチャンピョンになりましたね。侍ジャパンが敗戦したときに、このチームは強いと思いました。選手の一人一人のモチベーションの高さが半端じゃありません。あの凶暴な男に国の大統領を拉致された悔しさも含めてアメリカに戦いを挑んだ気がしました。貧しい国が大国を打ち負かすことほど心地よいものはありません。

一時、同点ホームランを打ち本塁ベースを踏む寸前にユニフォームに縫い付けられた国旗を指さしながら、ベネズエラのベンチに向かって「ざまみろ...」と吠えていたアメリカの選手の表情に大国の驕りを感じたのはおいらだけかな...あれだけの一流選手を揃えても勝てない理由の一つを見せて頂いた気がしました。

今回のWBC期間中に起きたイラン攻撃、国の一大事に呑気に野球を楽しんでいて大丈夫?

アメリカ国民の心情も複雑ではないのかなと...そして今日もスタンドには多くの日本人が観戦していました。日本が決勝までいくに違いないと確信し最終戦までのチケットを買い占めていたに違いありません。球場の広告スペースのほとんどが、これまた日本企業。残念ながらこれも見込み違いでございました。

そして今回問題になっているのが、ネットフリックスでの独占放送。これは野球人口を減らす逆効果、今まで野球に関心がなかった人達に野球の面白さを知って貰うチャンスだったのにと残念に思います。一次予選から決勝までのブロックの分け方も透けて見えてしまいますね。決勝は米国と日本が戦う振り分け方も釈然としません。金がチカラと信じている人達に、もう一度何が大切なのかを考えてもらうWBCだったかも知れませんね。

2157.jpg

弥生の夕暮れ

2026/03/16
【第2156回】

先週の終末は2本の芝居を観劇。金曜日にはエコーリーディングミュージック「秘密の花園」100年以上に渡って読み継がれたフランシス・ホジソン・バーネット作の児童文学の傑作。自己肯定できなかった子供たちが自然と触れ合うことで変わっていき、そしてその思いは大人たちも変えていくストーリー。5人の俳優さんが朗読と歌唱を通してシンプルな背景で演じていました。お金をたっぷりかけて創るのではなく、出演者がそれぞれ真摯に役に向かいあいながら稽古を重ねた過程が感じられた心地よい舞台でした。

土曜日は、日比谷シアタークリエにてミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」を観劇。この作品は1983年のイギリス初演時にローレンス・オリヴィエ賞の最優秀新作ミュージカル賞を受賞。その後、階級社会を背景に親と子、兄弟の絆、人間の運命という国境を越えた普遍的な作品として数多く上演されてきました。今回は日本では17年振りに日本版としての上演。ミュージカル作品を世に出した東宝が次代のミュージカルスターを育成するために企画されたのでは...会場にはお目当ての若い俳優さんを一目見ようと女性の客で溢れていました。それに応えるべく俳優の熱意は十分に伝わってきましたが、今一つ役をどう捉え、解釈し表現のレベルに高めて行っているのか...いつもおいらがミュージカルを見終わって感じることは、歌と踊りという技術に邁進するあまり、肝心の登場人物の繊細な奥意の綾まで手が回らないのではと思ってしまいます。確かにビジュアルも大切ですが、人物像を観客の想像力をかき立ててこその舞台だと思います。

終演後、久しぶりに日比谷の街を散策しましたが、この街も随分と変わりました。大きなビルが建ち並び、レストランやお店には沢山の人で大賑わい。これも平和あっての光景ですね。

2156.jpg

東京ミッドタウン日比谷前にて

2026/03/13
【第2155回】

今改めて、おいらが敬愛する作家、松下竜一さんの「暗闇の思想」を読み返しています。

月に一夜でも<暗闇の思想>に沈み込み、今の明るさの文化が虚妄ではないのかどうか、ひえびえとするまで思惟してみようではないか...と提言提案する松下さんの言葉は重い。15年前の原発が拡散していればこの国の形は大きな変貌を遂げているに違いない。虚栄の繁栄に浮かれてる大国が多くの原発を所持し動かし、核のゴミである核廃棄物を多量に産み出しながら豊かな生活を送っている。そしてその結果、放射能汚染の食品が出てくると、それらの食品を低開発国に押し付けている現状も伝えられている。

昨日も新宿にあるヨドバシカメラ、ヤマダ電機を覗いてみたのですが、あのテレビ売り場の電力の消費量は半端じゃありません。勿論、テレビの画面に映る映像を比較する意味は理解できるのだが...大都会の夜のネオンも美しさを超え常軌を逸している気がします。

しかも、この電力のほとんどが東北の原発から頂いているというのですから...そのほとんどが産業のない僻地のひとたちのためにと誘致した事実。今また世界の流れに同調して、この国も原発再稼働、そして新しい原発の建設に舵を切りました。なんのための原発?「エネルギー危機が来ますよ...」と恫喝しながらある一部の利権のために進める危うい動きに、ジタバタすることなく居直って拮抗するぐらいの腹のくくり方をしないといけませんことよ。

2155.jpg

弥生の青空

2026/03/11
【第2154回】

今日は、東日本大震災が発生してから15年になる日です。今なお避難している方々、未だ見つからない行方不明者、おいらもあの日のことは鮮明に記憶しています。15年の歳月が長いのか短いのか...あの忌まわしい原発の事故があったのに、この国の人達の意識の変化にただただ驚くばかりです。原発の再開に対するアンケートがそのことを如実に表しています。2018年に再開反対が54%、賛成31%だったのが、2026年には反対35%、賛成51%と全く逆転しています。そして男女差が大きいのも特徴的です。男性の賛成が64%、反対27%、女性では賛成39%、反対43%。年代別にみると、18歳から29歳で賛成が66%と全体で見た場合より高めになっています。

何だか先の選挙の傾向と類似している気がします。ほんまにこの国の人達、喉もと過ぎれば熱さを忘れるという言葉がお似合いですね。15年前のこの日に起こったことは第二の敗戦に等しい人災に等しい事故だったのに...今も街中では無駄な電力を消費している光景を目にします。あの日の事故を思い起こせばそんなことはあり得ないはずなのに。

一触即発の世界の現状において、原子力発電所がいかに恐ろしい存在であるかということを今一度ひとりひとりが考えて欲しい。それに変わるエネルーギー政策も政治の世界に期待できない現状を考えると尚難しい選択が迫られている気がします。

あの体験をした人達の胸の内を察するだけでも、そして地震大国である点を考えてみても原発はゼロにすべきだと思います。

2154.jpg

忘れてならない日

2026/03/09
【第2153回】

先週の週末の話題はやはりWBCの野球に尽きますかね。それにしても、大谷選手の存在感、実力、人気とも他を圧倒していますね。決して驕らず相手チームに対してのリスペクトも含めてどうしても見たくなっちゃうんだから困ったもんです。前の強化試合のノーヒットはこの本番のための予行演習であったのではないかと思わせる役者ぶり。こんな選手はこれから先にも現れないのではないかと思います。そして昨日逆転ホームランをかっ飛ばした吉田選手の職人技も相当のインパクトがありました。ここで打って欲しいというときに値千金のホームランを打つんですから、どんな精神状態をしているんだろうね。あのクールなマスクも魅力的ですね。我がライオンズの源田、隅田も良くやった!源田は昨年の大チョンボをだいぶ返すことができたかな?野球選手はグランドで結果を出してなんぼの世界です。それにしても昨日の天覧試合で、天皇陛下御一家が球場を後にする際に、ガムくちゃくちゃ、しかもひとり腕組みしている選手、令和の三冠王という触れ込みはいいとしても育ちを疑われますな。良く野球馬鹿なんて言われますが、野球人である前に一人の人間としての当たり前の礼儀も身についてないなんてことは失格。折角、今年から大リーグに行く夢が叶ったのに、こんなんじゃあまり見たくもありませんね...と、言ってもまだ26歳、人間誰しも失敗はあるのだから昨日のことを教訓として出直してくださいと言いたいですね。

世界ではあちらこちらで戦争が繰り広げられているというのに呑気に野球に夢中になってるのもどうかなとは思いますが、平和だからこその野球の祭典。野球を通じて平和の有難さをアピールして欲しいと思います。

2153.jpg

野に咲くツルニチソウ

1