2026/04/15
【第2168回】
馬鹿垂れトランプのお陰で世界はてんやわんやの大騒ぎ。ガソリンはもとより、日常生活に欠かせないポリエチレン素材で作られる包装材や容器の値段が上昇し物価高に直結。
そういえば昭和の20年代頃、博多末広町の長屋の路地に豆腐屋さんのおじさんがリヤカー引っ張ってとうふ〜ェ、とうふ〜 という掛け声とラッパを吹きながら売りに来てましたね。おいらは鍋をもって買いに行くとおっちゃんが汚い手で丁寧に豆腐をすくって鍋に入れてくれました。卵だって、おがくずの上にバラでならべていたやつを適当に選び新聞紙にくるんでもらい手提げ袋に入れてもらっていました。その店の近くに酒屋があり、酒好きな父に頼まれ量り売りの酒を買いに行くのがこれまた嫌でした。早い時間からの立ち飲みで、働きもせず酒飲んでいるおっちゃんの赤ら顔と酒の臭いで「坊主えらかね、父ちゃんの使いばしよって...」の掛け声も励ましの言葉には聞こえませんでした。
そんなこんなで、昔は持参のものを手にして買い物をしていました。今やすべての品物が見事なくらいの包装で店頭に並べられているのが当たり前。流通の発達により当然のことと言いながら、この先油が入ってこなくなった時を考えれば昔の風景が再びなんてことを考えちゃいました。
この季節、散歩日和でございます。何も考えずにちんたらと歩いているだけで幸せな気分になってきます。暑くもなく寒くもなく、心地よい風が吹いて、澄み切った青空に、白い雲がふわふわと浮かんでいる光景を眼にしているだけで心身がとろけてしまいます。

八重桜と新緑












