トムプロジェクト

2024/08/05
【第1925回】

あっちゃこっちゃパリオリンピックで盛り上がっています。特に日本発祥の柔道には喧々諤々、審判の疑惑判定、団体戦での決勝のルーレットの怪しさ。いろんな人がいろんなことをくっちゃべっています。アスリートの苦労も知っているのか、どうでもいいのか?テレビ芸人がお金稼ぎの場で好き勝手に喋っている気がしてなりません。かたやSNSでは書き込み放題。もはや無法地帯化状態、この社会に対する不平不満、ストレス解消のための手段として手っ取り早い方法なんでしょうね...どうでもいいやん!と言いたい。オリンピックの組織自体が金儲けの団体なんだから、あとはこの日のために研鑽してきたアスリートが気持ちよく参加しプレーすれば良いだけのこと。所詮、参加することに意義のある大会だと思うので。

そんななか今回、柔道の阿部一二三選手の戦い方、態度に救われた気がします。柔道もここまで拡がってくると、武道精神、礼儀などなど日本柔道が語り継がれてきた伝承もどこの国にも浸透するとは限りません。唯一、勝つことで国の英雄となり身分が保障されるとなると、どんな手を使ってでも勝ちに行くと思います。そんな国の事情も考えずに「柔の道」の薦めを講釈しても聞く耳を持たないと思います。何事もそうですが、そんな時は自らの行動で示すしかありません。今回の阿部選手の凛とした姿はアスリートとしても模範となる姿でした。

 

一方、世界の情勢はますます混沌としています。イランがイスラエルへの報復攻撃の噂、バングラデシュでも学生デモで多くの死者が出ています。この夏のセミの鳴き声は、そうしたことに対する警告の声に聞こえるのはおいらだけでしょうかね...

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蝉の抜け殻
~再生と復活のシンボル~

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