2024/08/09
【第1927回】
今日は長崎に原爆が落とされて79年、午前中に式典が行われていました。数年前、風間杜夫ひとり芝居で長崎を訪れた際、平和公園、原爆資料館、爆心地に時間をかけて周ってきました。爆心地に落下中心地標柱として立つ黒御影石の碑の前で、一人の年老いたご婦人が長い時間手を合わせている姿が今でも脳裏に刻み込まれています。
今日の式典で、長崎市はイスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルの駐日大使を招待していません。それに合わせるように、G7主要7か国のうち、日本を除くアメリカやイギリスなど6か国の駐日大使が参加見合わせました。今回の長崎市長の対応は正しかったと思います。ハマスのイスラエルへの攻撃が発端と言え、その後のガザ地区での虐殺は目に余るものがあり到底許すことが出来ません。イスラエル、ユダヤ、先進国の深い繋がりは理解できるとしても、この虐殺を止めようとしない6カ国のリーダーの平和への希求度を疑ってしまいます。核廃絶を呪文のように唱えていますが、ほんとかしら?
長崎市は、前市長で4期務めた田上富久をはじめとして気骨のあるリーダーのもと核廃絶に向けての説得力のある発言を続けています。多くの政治家の発言は、建前と本音を上手く使い分けながらの緩い平和に聞こえてしまう。外交が一筋縄でいかないのは十分承知の上だが、世界の各国のリーダーの発言と行動があまりにも現実と理想が乖離している気がしてならない。
昨日、またまた九州で地震が起きました。以前から危惧されていた南海トラフとの関係が気になります。そしていつも気になるのが原子力発電所、ハラハラドキドキの日本列島であることには間違いない。
テッポウユリ
~花言葉 純潔~