トムプロジェクト

2024/11/01
【第1958回】

今年、唯一日本での明るい話題を提供してくれた大谷翔平選手のシーズンが終りました。それにしてもさすがに本場のベースボール、スピード、パワー、どれをとっても一流のプレーを存分に楽しませていただきました。一席プレミア付きで30万~900万と言う値段を日本に居ながらしてTVで観れるんですから何だか贅沢な気分になってしまいます。それにしても一流の選手はみなさんいい顔していますね。ドジャースのベッツは透明な眼をした修行僧顔負けの何となく哲学的な顔。フリーマンは黒澤明映画「七人の侍」に登場する寡黙ながらここぞというときに一刀両断でたたっきる侍役を演じた宮口精二を彷彿とさせる風貌。髭面のヘルナンデスの百万ドルの笑顔は幸せ満点。一方、ヤンキースのジャッジも身体同様おおらかな思慮深い面構えをしていますね。昨日は彼のエラーから一気に勝負の勢いはドジャースに傾いたんですが、このあたりが野球の面白さ、まさかなんてことが起きるんですから...しかし、その後のヤンキース投手の怠慢なプレーが決定的な負けに繋がりました。

一方、日本シリーズの対戦も俄然面白くなってきました。お互いのホームグランドで連敗してしまい横浜が王手をかけました。セリーグで三位だったチームが金に塗れたソフトバンクを倒すなんて痛快じゃございません。ソフトバンクの個々の選手には恨みつらみは全くございませんが、ただ一人山川選手だけは未だスッキリ致しませんな。ライオンズを後ろ足で砂をかける感じで去って行った行動はアスリートとして失格です。彼の顔がTVでアップされるたびに、どうみても愛されキャラではなさそうですね。自分の生き方がそのまま正直に顔かたちを造形していきますので、くれぐれも真っ当な生き方せねばいけませんことよ皆の衆。

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月初めのアンネのバラ

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