2024/11/27
【第1968回】
昨日は、トム・プロジェクト30周年記念パーティを新宿で開催しました。トムトム倶楽部会員の皆様とトム所属の俳優、そして数名のゲスト俳優さんと共に楽しい時間を過ごすことが出来ました。思えば30年前に、岩松了作・演出、片桐はいり一人芝居「ベンチャーズの夜」を何となく池袋の50人ほどの小さな映画館で、上映後21時から開演したことから30年経ってしまいました。ここまで継続できたのも、おいらが出会った俳優、作家、演出家、スタッフ、会社を支えてくれた社員、そして何よりもトムの芝居を観に来ていただいた多くのお客様のお陰だと思っています。
演劇では飯が喰えないという当時の常識を、何としても覆してみたいというチャレンジ精神と、無から有を生み出すとてつもない夢とロマンと冒険心にほだされ船出したのかな...いや、何度か危機もありましたが乗り越えられたのは生来のケセラセラ的生き方が功を奏したのかもしれませんね。
この日は、長年の友人であるグラシアス小林夫妻によるフラメンコからスタートしました。御年75歳になるスペイン仕込みの踊り、枯れた味も出てきて冒頭から楽しませてくれました。次は30年の歩みを、おいらをはじめとしてトム関係の人たちのインタビューを交えての作品紹介を含めての映像を35分。そしてトムトム俱楽部の人たちへのプレゼント抽選会。役者の挨拶、そして村井國夫さんによる「ラマンチャの男」の熱唱などなど、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。
さて、これから先は若い人たちの出番です。30年間の財産を上手く活かしながら40年、50年とトムがより刺激的な舞台を生み出して欲しいと願っています。
祝30周年