トムプロジェクト

2026/05/13
【第2179回】

東京のいや日本の様々なアートに活を入れ続けたアバンギャルドな街である新宿。そのシンボル的な存在であったジャズ喫茶DUGが来月で閉店します。1961年、写真家・中平穂積さんがジャズへの情熱を起点に新宿でジャズ喫茶「DIG」を開店。1967年には、より自由に会話や酒を楽しめる場として「DUG」へと発展させた店です。おいらは学生の頃「DIG」に入り浸りでした。鰻の寝床みたいな店内で、私語禁止のなか読書しながらいろんなジャズを聴いていました。オーナーの粋な佇まいを見ながら歳を取った暁にはジャズ喫茶をやりたいなと朧気ながら夢見ていました。その備えとして当時高額であった輸入盤のジャズレコードを買いまくっていました。そしてアルバイトと芝居で疲れた身体を癒してくれたのが、これらのレコード盤でした。

ジャズ喫茶の夢は果たせなかったのですが、今でも個性溢れるジャズ喫茶には東京のみならず旅に出たときにも地方の名店には顔を出すようにしています。あまり商売にもならずともこよなくジャズを愛する店主の気骨に惚れ惚れしてしまいます。人生すべて金じゃないよ!おのれの人生哲学を信じ全うするひとたちにどうしてもエールを送りたくなります。

一度きりに人生じゃありませんか...好きなことに徹底的に拘りながら生きていくのも美学だと思います。

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お疲れさま、そしてありがとう!

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