2026/05/15
【第2180回】
来週の5月20日(水)から上演する「チョークで描く夢」の稽古場に行ってきました。
50年以上も知的障害者雇用を続けてきたチョーク工場の話である。今でこそ、健常者と障害者が共に生きることを普通に考えることが出来る世の中になってきたのだが、50年前に実践した人たちの苦労は並大抵のことではなかったのでは?と容易に推察できる。
今回の芝居も、ナーバスにならざるを得ない部分も多々あったのですが、その点は十分にわきまえながらも表現を通して訴えなければならない部分はやり通したつもりです。
稽古を観ながら感じたことは、現世において健常者と思っていた人が実は深刻極まりない障害者であったり、逆に障害者の方々が実に人としての在り方を指示してくれることが多々あるということ...それだけ世界は複雑怪奇の様相を呈し、健常者と障害者の見分けすら難しくなったと言えるのではないだろうか。
この難しいテーマを背負いながら役者さんたちは七転八倒の稽古の連続であったと思います。勿論、作演出の中津留章仁も以前主催するトラッシュマスターズで公演した作品とはいえかなり大幅に設定も含めて変更したので大変だったのでは。
混迷するこの社会において、この作品が未来へのなにがしかのヒントになればと思っています。演劇だけにしか体験することができない生の感覚を、芝居に最も適した劇場で是非ご賞味ください。

アンネのバラ三色御揃い

