2024/12/16
【第1976回】
先週の週末は、年に一度のお伊勢参りに行ってきました。もうかれこれ十数年になります。2000年の歴史がある内宮と外宮、先ずは衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神をお祀りする豊受大神宮(外宮)に参ります。伊勢駅から直進したところにあります。大鳥居をくぐり、日々掃き清められた玉砂利を踏みしめながら何百年にわたって聳え立つ樹木を眺めながら、豊受大神宮に参拝したあと別宮である多賀宮に向かいますが、この階段が後期高齢者にとってはハードでございます。この一山を越えるとやっと伊勢神宮の仲間入りした気分にさせてくれます。内宮に向かうバス停付近には、美味しい食べ物さんがあるのですがここは無視して内宮に。15分ほどで到着、およそ2000年前、垂仁天皇の御代から五十鈴川のほとりに鎮まります皇大神宮は皇室の御祖先であり、我々国民から総氏神のように崇められる天照大御神をお祀りしているところです。内宮への入口、五十鈴川にかかる全長101.8m、巾8.4mの宇治橋は、日常の世界から神聖な世界を結ぶ架け橋といわれていて、この橋を渡ると同時に身心ともに清浄な宮域に入る心構えを感じさせてくれます。そして長い玉砂利、左右に鬱蒼と生い茂った大木を目にしながら正宮皇大神宮への道のりは、俗世間で身に付けた垢を取り除いてくれる気がしてくるんですから不思議です。
こうやって、あれやこれやの一年間を総括し新年を迎える...何事も節目が大切です、それでなくてもこの激動の時代、世の中の流れに流され己を見失い、気づいた時には後の祭りなんてことがあっちゃこっちゃに見受けられますからね...己にしかと楔を打ち込むためにもね!
伊勢神宮の紅葉