2025/05/07
【第2031回】
5月5日子供の日、等々力にある玉川区民会館せせらぎホールに行って来ました。大和田獏さんと大和田美帆さんの親子ユニット「ばくみほ」が、病気や障がいがある子、そうでない子も一緒に楽しめるチャリティイベント「子どもが笑えば世界が笑う」。会場には多くの人達で大盛り上がりでした。ステージには全盲のピアニストによる演奏会、障がいを抱えた少女による踊りなどなど、病と闘いながらも明るく前を向いて生きている姿を見させて頂きました。この日、渡辺えりさんも駆けつけ心温まる歌を絶唱。ステージと会場が一体となって命の大切さを共に感じながら、前を向きながら生きていこうというメッセージに包まれていました。
健康でなに不自由なく生きていることがなんとありがたいことか、そして障がいを持ちながらも生きることの意味を見いだし懸命に生きていることの意味...こんな生のステージだからこそ訴えるチカラがあると思います。獏さん美帆さんのこの活動、亡くなられた岡江久美子さんも会場の片隅から応援しているに違いないと思いました。
芝居を創っている者の一人としても気が引き締まる一日でした。演劇なるモノ、この日のステージのように来てくれた人達にしっかりとしたメッセージを手渡ししていかないとやる意義がないのではないか...勿論、多種多様な芝居があって当然なのだが、中にはひとりよがりの演劇も多々あります。なんのための演劇か?今一度初心に返ることを気づかせてくれました。
意義ある一日